AWS SageMaker Studio Lab 登場

2021年12月1日、AWSが機械学習の訓練やデプロイを支援するサービス「Amazon SageMaker」の無料版「SageMaker Studio Lab」をパブリックプレビュー版として公開したました。

SageMaker Studio Labトップ画面


 

 

 

 

 

 

SageMaker Studio Labとは?

位置付けとしては初心者向けに機能を制限したSageMakerといったところでしょうか。

機械学習を勉強している人には馴染み深い、「JupyterLab」をベースにしたブラウザで完結するサービスのようです。

料金は無料で、プロジェクトによって「CPU」か「GPU」のインスタンスを選択出来ます。

選択したインスタンスは1ユーザセッションあたり

  • CPUの場合:12時間
  • GPUの場合:4時間

の時間制限がありますが、ユーザセッション数の制限はないそうです。

また、プロジェクト毎に15GBのストレージが付与されるそうで、ユーザセッション終了時にプロジェクトのスナップショットが作成され、続きから作業ができます。


始め方

AWSの契約は不要でSageMaker Studio Lab用のアカウントを公式ページから新規作成します。

無料なので、当然クレジットカードの情報も不要でメールアドレスと名前、会社名だけでOKです。

「Request Free Account」のボタンをポチるとアカウント作成のリクエストが飛び、承認されるまで待ちます。


インスタンスタイプについて

「変更されることがある」と記載されていますが、2021年12月1日現在、下記のインスタンスが使用されます。インスタンスタイプが固定なのでGoogle ColabのようにGPUガチャがないのはいいですね!

CPU/GPU インスタンスタイプ プロセッサ
CPU T3.xlarge Intel Xeon
GPU G4dn.xlarge NVIDIA T4 Tensor Core


終わりに

機械学習に興味はあるけど、環境を揃えられない。という人は結構いそうですから、制限付きとはいえ、無料で手軽に機械学習を行える環境があるのは嬉しいですね。

アカウント作成リクエストの返事が来てないので使用感とかは書けませんが、機会があればそのうち。