エアラ(eA-R)でWF-1000XM4をカスタムIEM化

はじめに

コロナの影響で対面ではなく、Web会議システムを使っての打ち合わせが増えましたよね。
それに伴って業務中であってもイヤホンを長時間つける機会も増えてきました。

そんな中、自分の耳に合わないイヤーピースをずっと付けてると非常にストレスを感じます。
そして自分に合うイヤーピースを探すのも一苦労です。

そんな悩みを解決してくれるのがこのエアラ(eA-R)です。

カスタムイヤーピース「エアラ(eA-R)」





 

今回は完全ワイヤレスイヤホン(Sony WF-1000XM4)に eA-R を装着して完全ワイヤレスのカスタムIEM化してみようと思います。


エアラ(eA-R)とは

自分のインプレッション(耳型)からオーダーメイドでイヤーピースを作成するハードタイプのアクリル製カスタムイヤーピースです。

eA-R は自分の耳の型からイヤーピースを作成するため、完璧なフィット感が得られます。

オーダー&対応機種は こちら


メリット

  • 自分の耳の形に合わせてイヤーピースを作れるので、完璧なフィット感と高い遮音性が得られる。
  • 遮音性が高いので、ノイズキャンセルが不要になる。
    ⇢ 耳には完全フィットしてるのに以外と外から音が入ってきたり、音漏れする。
     ※ Ultimate Earsのイヤモニだとそんなことないからエアラ(eA-R)固有の問題か、WF-1000XM4との組み合わせの問題か...
  • イヤーピースと耳の間に隙間が出来ないので、音が逃げていかない。
    →そのため細かい音がより鮮明に聴こえるようになる。
  • 耳に完全フィットするので、少し引っ張った程度ではイヤホンが外れない。
    →不意に耳から外れて落とすことがない。

 

デメリット

  • 高い。
    eA-Rを装着するイヤホンによって金額が違うのですが、最低金額は17,600円〜でWF-1000XM4の場合は22,000円〜になります。
    これに加え、インプレッション採取の費用も別途かかります。
  • 未知の装着感のため、人によっては慣れるまでに時間がかかる。
  • WF-1000XM4の場合、eA-Rをつけたままだとケースに入らないため、充電の度にeA-Rを外す必要がある。しかも着脱が結構キツく、慣れないと難しい。
  • WF-1000XM4の場合、eA-Rが大きくてWF-1000XM4の近接センサーが上手く反応しない場合がある。その為、外音取り込み機能やノイズキャンセリング機能がONにならない場合が多々ある。
  • 自分専用のイヤーピースなので、友達と貸し借りして感動の共有をできない。


商品が届くまでの流れ

エアラ(eA-R)の注文の流れ





 

 

 

インプレッション採取

eA-R を注文した後はカスタムIEM用のインプレッションの採取をします。

インプレッション自体はその辺の補聴器を取り扱ってる店舗で採取できますが、カスタムIEM用のインプレッションの採取方法は補聴器用の採取方法とは違います
なので、カスタムIEM用のインプレッション採取に対応可能な場所で採取しましょう。

残念ながら仙台には対応店舗がないので、以前カスタムIEMを作った時にもインプレッション採取をお願いした福島駅近くのミミプラザさんに再訪します。

カスタムIEM用のインプレッション採取に対応可能な店舗は こちら から確認出来ます。


インプレッション採取中

シリコンかアルジネートか分からない謎の物体を外耳の奥、第2カーブと言われるところまでギッシリ詰め込まれます。 

エアラ(eA-R)用の耳型採取


 

 

 

 

 

 

 

インプレッション採取時、口の開き方によって耳穴の形は変形します。ゆえに eA-R の仕上がりも変わってくるのでキツめが良い、ゆるくしたい等、どのような仕上がりにしたいか事前に相談しましょう。

それによっては割り箸などを咥えながら採取することになりますが、私は何も咥えないで口を閉じた状態で採取しました。


採取完了

採取にかかった時間は両耳合わせて15分程度。

結構キツめの油っぽい嫌な臭いがして、カバンの中に入れても臭ってきます。

(電車で乗り合わせた人、ごめんなさい。 )

エアラ(eA-R)用の耳型採取結果










今回かかった料金

  • eA-R Cタイプ(22,000円 + 6,600円)
  • インプレッションの採取費用(5,500円)
  • インプレッションの発送費用(1,050円)
  • 交通費(往復2,680円)

合計 37,830円。

WF-1000XM4はAmazonのセール時で約23,000円で購入したものですが、本体代を遥かに超えてしまいました。

が、完全ワイヤレスのお手軽さと、カスタムIEMの装着感が同時に味わえるのであれば安い出費ですよ。


納期

納期は採取したインプレッションを送ってから約1ヶ月だそうで、到着が楽しみです。
(リフィット地獄にならないよう祈ってます。)

 

納品

2021/12/01に無事、eA-Rが届きました!!

インプレッションを発送してから商品が届くまで丁度1ヶ月でした。

さてさて、届いたものがこちらです!!

内容物は本体とケース、ケーススタンドの3点。

エアラ(eA-R)内容物







ケースはビニールで密閉されていて本体が空気に触れない作りになっています。

エアラ(eA-R)本体








WF-1000XM4に装着してみた。

WF-1000XM4にエアラ(eA-R)を装着







うん、耳とのフィット感も完璧で純正イヤーピースのストレスから完全開放されました!!

eA-Rにしたことによるデメリットも結構ありますが、視聴環境の向上が格段に上がったのは間違いないので、買って良かったと思います!!

今回わたしが購入したのは広い範囲で耳を覆うeA-R Cタイプでしたが、通常のeA-Rだとサイズが少し小さくなります。

なので通常のeA-Rだと近接センサー問題は発生しないのでしょうか?流石に2つ目を買う財力はないので検証出来ません...